饗立(読み)きょうだて

精選版 日本国語大辞典 「饗立」の意味・読み・例文・類語

きょう‐だてキャウ‥【饗立】

  1. 〘 名詞 〙 食物器物に盛るとき、こぼれ落ちないように周囲に立てる紙。または、その折形。古く柏の葉に食物を盛ったところから、柏の葉に似せて折ったものという。甲立(こうだて)。饗(きょう)
    1. [初出の実例]「高立(かうだて)の事説あり。香立(キャウダテ)とも申」(出典:四条流庖丁書(1489))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 こうだ 名詞 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android