首対面(読み)くびだいめん

精選版 日本国語大辞典 「首対面」の意味・読み・例文・類語

くび‐だいめん【首対面】

  1. 〘 名詞 〙 敵の大将の首を実検すること。
    1. [初出の実例]「大将の頸対面の時は、味方の大将と敵将の頸の間に五行の文字、叶の文字を紙に大文字に」(出典:越後軍記(1702)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の首対面の言及

【首実検】より

…《吾妻鏡》建久1年(1190)3月10日条には大河兼任の首実検のことがみえる。首実検は通常大将が行うが,これを首対面と称した。これに先立ち各首級には面に粉が施され,いわゆる首化粧が行われる。…

※「首対面」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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