香坂新田村(読み)こうさかしんでんむら

日本歴史地名大系 「香坂新田村」の解説

香坂新田村
こうさかしんでんむら

[現在地名]佐久市香坂 東地ひがしち

現佐久市の中心部より香坂村(現佐久市香坂西地)を経て約八キロ東、香坂川の最奥山間部にあり、香坂峠を越えた群馬県側は神津こうづ牧場である。

元和九年(一六二三)より寛永初期にかけて、相木村(現南佐久郡南相木村)の折右衛門・長四郎らが、小諸こもろ城主の許可を得て(岩波道能等連署状案)、香坂村地籍を開いた新田で、当初宮平村と称したが(承応元年「宮平村辰御成ケ納事」佐久市東地区古文書集)、元禄一一年(一六九八)の甲府徳川領信州村高帳(井出五郎氏蔵)には村高一六七石四斗八合で香坂新田村とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android