日本歴史地名大系 「香宗我部家伝証文」の解説 香宗我部家伝証文こうそがべかでんしようもん 六巻原本 東京国立博物館写本 東京大学史料編纂所・高知県立郷土文化会館解説 鎌倉時代の初め香美郡宗我部・深淵両郷の地頭として入部した香宗我部家伝来の古文書で、関ヶ原の戦後下総佐倉の堀田家に仕えた同家に伝えられていた。昭和一一年香宗我部家から東京国立博物館に寄贈された。巻一は古文書目録、巻六は系図で、巻二―五が伝来の古文書である。元暦元年の源頼朝下文以下江戸時代初期まで五九通あるが、中世土豪の姿をうかがうに貴重な史料である。とくに香宗我部親泰に宛てた戦国期武将の書状は、長宗我部氏との外交戦の駆引きが鮮やかに示されている。活字本 「近世村落自治史料集」第二輯(土佐国地方史料)に巻二―五を収録。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by