馬切衛門(読み)うまきり・えもん

朝日日本歴史人物事典 「馬切衛門」の解説

馬切衛門

生年生没年不詳
室町時代武将応仁の乱(1467~77)の勃発骨皮道賢など足軽大将が活躍するが,衛門もそのひとり文明3(1471)年東寺近辺の八条で衛門が足軽を募集したところ,東寺諸坊の下級隷属人や農民の多くが応募し,東寺の制止も効かなかった。これは近郊農民の間で足軽が一種風俗として流行していた証左とみられる。

(今谷明)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「馬切衛門」の解説

馬切衛門 うまきり-えもん

?-? 室町時代の武士
応仁(おうにん)の乱のころから出現した足軽大将のひとり。文明3年(1471)東寺近辺で足軽をつのったところ,寺が禁じているにもかかわらず,寺ではたらく身分のひくい者たちや,農民がおおく集まったという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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