馬英九総統の対中政策

共同通信ニュース用語解説 「馬英九総統の対中政策」の解説

馬英九総統の対中政策

馬英九ば・えいきゅう総統の対中政策 「統一せず、独立せず、武力を行使せず」の「三つのノー」を掲げ、「1992年合意」(「一つの中国」を認めつつ、解釈は中台各自に委ねるとの合意)を基礎にしている。中国大陸も「中華民国(台湾)」領だとする「中華民国憲法」に基づき中国の主権を認めていない。独立志向の民主進歩党(民進党)の陳水扁ちん・すいへん前政権下で冷え込んだ対中関係の改善を掲げて2008年総統選で政権奪還後、経済を中心に対中関係を強化。「両岸(中台)は国と国の関係でない」とする馬氏の最近の発言などを、台湾は主権独立国とする民進党関係者らが批判している。(台北共同)

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