駆付三杯(読み)かけつけさんばい

精選版 日本国語大辞典 「駆付三杯」の意味・読み・例文・類語

かけつけ‐さんばい【駆付三杯】

  1. 〘 名詞 〙 酒宴の席に遅れて来た者に対して、罰として、続けて三杯の酒を飲ませること。他人の杯を助けてやる者には三杯の酒を飲ませるという俗習から生じたという。また、一般にその場に臨んで続けて三杯飲むこと。遅れ三杯。
    1. [初出の実例]「『もし、一献ぢゃあ数が悪い、もういっぱいおやんなさい』『駈附(カケツケ)三ばいといふことがある』」(出典:歌舞伎・敵討噂古市(正直清兵衛)(1857)二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android