駕籠舁(読み)かごかき

精選版 日本国語大辞典 「駕籠舁」の意味・読み・例文・類語

かご‐かき【駕籠舁】

  1. 〘 名詞 〙 駕籠をかつぐことを業としている人。かごや。おろせ。駕籠遣(かごやろ)駕丁(がてい)
    1. [初出の実例]「あまのじゃくといへる書にも、肩に露ほど申ぶんありとかかれたれども籠(カコ)かきもし給はば、にないうりもあそばさねば若衆の肩の申ぶんいふてなにしよ」(出典評判記・役者評判蚰蜒(1674)浅田彦太郎)

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世界大百科事典(旧版)内の駕籠舁の言及

【駕籠】より

… 駕籠は江戸時代まで,ことに市中において重要な交通手段であったが,馬車,鉄道,電車,自動車の発達にともなって衰退し,現在では,山登りぐらいにしか見られなくなった。【林 英夫】
[駕籠舁]
 駕籠,乗物をかつぐ職業の者を駕籠舁(かごかき)という。江戸幕府の職制には3名の駕籠頭(かごがしら)があり,各数十名の駕籠者(かごのもの)を支配して,将軍家乗物のことをつかさどったが,また乗物制度による国持大名以下の乗物乗用者も,その身分,格式に準じた人数・服装の駕籠者をおいて,これをかつがせていた。…

【六尺】より

…陸尺とも書く。駕籠舁(かごかき)をはじめ掃除夫,下男などの雑役人をいう。江戸幕府には奥六尺,表六尺,紅葉山御高盛六尺,御賄六尺,御用部屋六尺,奥御膳所六尺,御膳所六尺,御風呂屋六尺,椀方六尺などがあった。…

※「駕籠舁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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