普及版 字通 「駱」の読み・字形・画数・意味
駱
16画
[字訓] かわらげ・らくだ
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は各(かく)。各に洛・絡(らく)の声がある。〔説文〕十上に「馬の白色にして、尾(こくれふび)なるものなり」とあって、かわらげの馬をいう。〔詩、魯頌、〕の〔毛伝〕に、「白馬を駱と曰ふ」とみえる。また駱駝(らくだ)をいい、〔後漢書、南匈奴伝〕に、駱駝二頭を献ずることがみえる。
[訓義]
1. かわらげ、かわらげの馬。
2. らくだ。
3. 絡と通じ、絡繹。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕駱 宇久豆久(うぐつく)〔和名抄〕駱駝 良久太乃宇末(らくだのうま)〔名義抄〕駱 馬の名。トトム/駱駝 ラクダノムマ 〔立〕駱 トトム・ラクダノマ・ウクツク
[語系]
駱lakは驢lia、騾luaiと声近く、みな匈奴の奇畜とされるものの名である。
[熟語]
駱駅▶・駱駝▶・駱馬▶・駱漠▶・駱駱▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報