騰波江(読み)とばのえ

日本歴史地名大系 「騰波江」の解説

騰波江
とばのえ

常陸国風土記筑波郡に「郡の西十里に騰波の江あり。長さ二千九百歩、広さ一千五百歩なり。東は筑波の郡、南は毛野河、西と北とはとも新治の郡、艮のかたは白壁の郡なり」とあり、奈良時代にはその名が知られる。鬼怒きぬ川はかつては下妻台地の南を通り、市域東南部で小貝こかい川と合流しており、鬼怒川旧河道の自然堤防以北の低地は大湿原になっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android