白壁(読み)シラカベ

デジタル大辞泉 「白壁」の意味・読み・例文・類語

しら‐かべ【白壁】

漆喰しっくいで白く上塗りした壁。しろかべ。「白壁造り」
豆腐異称
[類語]白亜粗壁なまこ壁城壁塁壁防壁外壁内壁障壁隔壁胸壁壁面

しろ‐かべ【白壁】

しらかべ1」に同じ。

はく‐へき【白壁】

白色の壁。しらかべ。

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精選版 日本国語大辞典 「白壁」の意味・読み・例文・類語

しら‐かべ【白壁】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 白い漆喰(しっくい)で塗った壁。または、その家。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「諸木茂りて三階蔵の白壁(シラカベ)夕日移ろひ」(出典:浮世草子・本朝桜陰比事(1689)二)
  3. 豆腐の異称。
    1. [初出の実例]「新供目代方より瓶子一双、麺一折、白壁一合、蜜柑一折送上了」(出典:大乗院寺社雑事記‐長祿元年(1457)一一月一六日)
  4. ( の色のようにまっ白く塗るところから ) 厚化粧。また、厚化粧をした人。娼妓などをさしていう。白首(しろくび)
    1. [初出の実例]「べったりと・土くさうする白かべじゃ」(出典:雑俳・笠付類題集(1834))
  5. 白米。白米の飯。
    1. [初出の実例]「いはれぬ数寄屋の壁ぬろより、昼めしの白壁こぼったが百貫ましと」(出典:浄瑠璃・壇浦兜軍記(1732)四)

はく‐へき【白壁】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 白色のかべ。しらかべ。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔范成大‐楓橋詩〕
  3. とうふ(豆腐)」の異称。〔易林本節用集(1597)〕

白壁の補助注記

について、「文明本節用集」には「白璧 ハクヘキ 豆腐異名 其色㒵如璧玉故云爾」とあり「璧」の字が用いられている。


しろ‐かべ【白壁】

  1. 〘 名詞 〙 白い漆喰(しっくい)で塗った壁。しらかべ。
    1. [初出の実例]「白壁(シロカベ)をカンパスに為て」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春)

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普及版 字通 「白壁」の読み・字形・画数・意味

【白壁】はくへき

白かべ。

字通「白」の項目を見る

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