デジタル大辞泉 「驟く」の意味・読み・例文・類語 うご‐つ・く【×驟く】 [動カ四]《「うこづく」とも》動き揺れる。うごめく。「小升こます、横槌を枕として、目ばかり―・き」〈浮・二十不孝・五〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「驟く」の意味・読み・例文・類語 うぐ‐つ・く【驟】 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 駆け回る。また、動き回る。特に、馬に乗って走り回るさまをいう。うごつく。[初出の実例]「服御(のりもち)ゐたること心随(やすらか)に、馳驟(ウクツ)くこと度合(ととのほ)れり」(出典:日本書紀(720)欽明七年七月(寛文版訓))「驟は、むまのはやく歩む体を云たぞ。虫のうくつくと云、同心ぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)九)驟くの語誌ウクヅクと読まれる可能性が高い例が、「新撰字鏡」、「弘治二年本節用集」「両足院本節用集」などに見られる。また、ウグヅクが「篇目次第本倭玉篇」「永祿二年本節用集」「文明本節用集」などに見られる。これらは、語形のゆれともみられるが、誤写の可能性もある。なお、「玉塵抄」「天正本節用集」などにはウゴツク、「阿波国文庫旧蔵本節用集」「慶長十五年版倭玉篇」にウコヅク、「明応本節用集」にウコツクとある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例