高別当村(読み)こうべつとうむら

日本歴史地名大系 「高別当村」の解説

高別当村
こうべつとうむら

[現在地名]安中市高別当・安中一丁目

上野尻かみのじり村の西にある。村のやや北東部の字井戸谷戸いどがいとから瓦塔片が出土した。東山道筋に近く、奈良時代から平安時代にかけて仏教遺跡が存在したことが推定される。上杉氏上州所領目録(彦部文書)に高別当村とみえる。「寛文朱印留」に村名がみえ、安中藩領。寛文郷帳では田方旱損八五石余・畑方二五二石余。江戸後期の御改革組合村高帳では安中藩領、家数五九。寛文五年(一六六五)の助馬村々書上(坪井文書)によると中山道松井田まついだ坂本さかもと両宿(現碓氷郡松井田町)の助郷村で、人足役家数一八、馬数一四と定められていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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