日本歴史地名大系 「安中志」の解説 安中志あんなかし 三冊 越智茂岡ほか編成立 天保年間写本 国会図書館・東大史料編纂所ほか解説 安中藩主板倉勝明が所領のうち上野国内二万石の四一ヵ村の名主に命じ、各村の村高・社寺・山川・旧跡・口碑その他を書上げさせ、編者の所見を加えて集録。天保二年より始められ、数年を費やしたと思われる。勝明は節山または甘雨と号し、「西征紀行」などの編著書があり、近世の文献を集めた「甘雨亭叢書」七集五六冊もある。活字本 明治三一年に上中下三巻の「校正安中志」。昭和四四年に「群馬県史料集」第一巻に別の写本を収める。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報