高周波乾燥(読み)こうしゅうはかんそう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「高周波乾燥」の意味・わかりやすい解説

高周波乾燥
こうしゅうはかんそう

高周波を用いた誘電加熱による乾燥法。木材の乾燥にもっとも広く用いられ、20キロワットで一度に10石(こく)(約3立方メートル)程度の乾燥が可能である。この場合、3メガ~20メガヘルツの周波数を用い、天日乾燥に比べて数十分の1に乾燥時間が短縮できる。

[岩田倫典]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「高周波乾燥」の意味・わかりやすい解説

高周波乾燥【こうしゅうはかんそう】

高周波による誘電加熱利用する乾燥法。他の乾燥法と異なり内部加熱による乾燥のため均一加熱ができ,乾燥時間が短縮でき,安全で選択的加熱が可能だが高価。木材等の乾燥に利用。

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