高安庄(読み)たかやすのしよう

日本歴史地名大系 「高安庄」の解説

高安庄
たかやすのしよう

高安山麓部、東は山、西は恩智おんぢ川筋までの間に位置する。旧高安郡のどの辺りにあったかは未詳。安元二年(一一七六)二月日の八条院領目録(内閣文庫蔵山科家古文書)に「庁分御庄」として「河内国川田 高安」とみえる。嘉元四年(一三〇六)六月一二日の昭慶門院御領目録(竹内文平氏旧蔵文書)にも「庁分」の一として当庄があげられるが、「御管領、但亀山院御時御寄進磯長御廟」と注される。磯長しなが御廟とは聖徳太子墓を守護する叡福えいふく(現南河内郡太子町)のこと。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 菩提

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android