高家がまし(読み)コウケガマシ

デジタル大辞泉 「高家がまし」の意味・読み・例文・類語

こうけ‐がま・し〔カウケ‐〕【高家がまし/豪家がまし】

[形シク]《「ごうけがまし」とも》権勢をかさに着るさま。権柄ずくである。
「かこちかかりて―・しく申して、むつかしく侍るなり」〈山家集・下・詞書

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「高家がまし」の意味・読み・例文・類語

こうけ‐がまカウケ‥【高家がまし・豪家がまし】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「がまし」は接尾語 ) かさにかかって、横柄なさま。権柄(けんぺい)ずくである。
    1. [初出の実例]「通る舟のその縄に当りぬるをば、かこち掛りてかうけがましく申してむつかしく侍なり」(出典:山家集(12C後)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む