高岳相如(読み)たかおかの すけゆき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高岳相如」の解説

高岳相如 たかおかの-すけゆき

?-? 平安時代中期の官吏,漢詩人。
文章生(もんじょうしょう)となり,慶滋保胤(よししげの-やすたね)とその才をならび称される。応和3年(963)善秀才宅詩合に参加し,安和(あんな)2年(969)粟田左府尚歯会詩にくわえられる。正暦(しょうりゃく)3年飛騨守(ひだのかみ)。「本朝文粋(もんずい)」「和漢朗詠集」に詩文がのっている。字(あざな)は高俊。姓は高丘ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の高岳相如の言及

【慶滋保胤】より

…賀茂忠行(かものただゆき)の次男で,慶滋は本姓賀茂の読み替えである。陰陽道を家業とした父や兄保憲(やすのり)と志を異にして紀伝道に学び,菅原文時に師事して首席となり,天徳・応和(957‐964)のころ高岳相如(たかおかのすけゆき)(?‐995)と才名を並称された。卓越した才能と将来への野心を持ちながら,また弥陀念仏の信仰生活を送っていた。…

※「高岳相如」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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