高速度遮断器(読み)こうそくどしゃだんき

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高速度遮断器
こうそくどしゃだんき

直流回路の保護装置で、接地事故などにより事故電流が流れた場合、速やかに(約0.1秒)回路を遮断して事故の拡大を防ぐために使われる装置。遮断器は通常の運転電流によって誤作動しないように、事故電流の時間に対する変化が運転電流に比べ激しいことを利用して、電流の大きさとあわせて異常を判別して作動するようになっている。また、事故を検知して回路を遮断する時間が短いほど遮断容量は小さくてすむので、電流が最大値まで達しないうちに確実に作動し、火花を安全に消滅できるようくふうされている。電鉄の饋電(きでん)回路保護のため、変電所に設置されているほか、直流電気車両の主回路保護として車両にも搭載されている。[渡辺正久]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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