精選版 日本国語大辞典 「髻の綸旨」の意味・読み・例文・類語 もとどり【髻】 の 綸旨(りんし) 南北朝時代、敵の耳目にふれないように、小さな紙きれに細書して、使者の髻の中に隠して持たせた綸旨。〔史徴墨宝考証‐二編・後醍醐天皇遺勅(古事類苑・政治五)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の髻の綸旨の言及 【切紙】より …これは南北朝期ごろから,軍勢催促状や感状などの軍事関係の文書として広く用いられた。これは一般には髻(もとどり)の文,とくに綸旨(りんじ)の場合には髻の綸旨とよばれ,敵に気付かれぬように密使が髻の中にかくして運んだといわれる。もちろん秘密に運搬するに便利であったが,同内容のものを一度に大量に発給するため,料紙の節約の意味もあったものと考えられる。… ※「髻の綸旨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by