細書(読み)サイショ

デジタル大辞泉 「細書」の意味・読み・例文・類語

さい‐しょ【細書】

[名](スル)
文字を細かく書くこと。また、その文字。「欄外細書する」
内容を詳しく書くこと。また、その文。

ほそ‐がき【細書(き)】

文字を肉細に書くこと。また、その文字。
肉細に書くのに用いる筆記具

こま‐がき【細書(き)】

文字を細かく書くこと。また、その細字
細かな字を書く筆。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「細書」の意味・読み・例文・類語

さい‐しょ【細書】

〘名〙
① (━する) 文字をこまかく書くこと。また、その文字。
読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺「その下に朱をもて細書(サイショ)し」 〔淮南子‐説林訓〕
② くわしく記すこと。また、その文。
菅家後集(903頃)哭奥州藤使君「有司記暦注、細書三四紙」

ほそ‐がき【細書】

〘名〙
① 肉細(にくぼそ)に文字を書くこと。また、その文字。さいしょ。
② 肉細に書くのに用いる筆記具。こまがき。

こま‐がき【細書】

〘名〙
① 文字を細かく書くこと。また、その文字。〔書言字考節用集(1717)〕
② 細字を書くための筆。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「細書」の読み・字形・画数・意味

【細書】さいしよ

小字を書く。〔淮南子、説林訓〕の光は以てすべきも、以て細書すべからず。甚霧のは以て細書すべきも、以て常(尋は八尺、常はその二倍)の外をむべからず。

字通「細」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android