髻放つ(読み)モトドリハナツ

デジタル大辞泉 「髻放つ」の意味・読み・例文・類語

もとどりはな・つ

冠や烏帽子えぼしをかぶらず、髻をあらわにする。礼儀に反する行為とされる。
「資行判官―・って、おめおめと大床の上へ逃げのぼる」〈平家・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「髻放つ」の意味・読み・例文・類語

もとどり【髻】 放(はな)

  1. 冠や烏帽子(えぼし)をかぶらないで、髻をあらわに出す。露頂(ろちょう)
    1. [初出の実例]「翁のもとどりはなちたる」(出典:枕草子(10C終)一二五)

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