露頂(読み)ろちょう

精選版 日本国語大辞典 「露頂」の意味・読み・例文・類語

ろ‐ちょう‥チャウ【露頂】

  1. 〘 名詞 〙 中世男子の、冠や烏帽子を加えないあからさまの頭部。また、頭部や上部を露出すること。
    1. 露頂〈伴大納言絵詞〉
      露頂〈伴大納言絵詞〉
    2. [初出の実例]「此の清元は創意を出すつもりで露頂(ロチャウ)関羽を描いて納めた」(出典江戸から東京へ(1922)〈矢田挿雲〉七)
    3. 「ほんのわずか露頂した珊瑚礁のところで白く泡立った波が」(出典:島へ(1962)〈島尾敏雄〉)
    4. [その他の文献]〔後漢書‐西域伝論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「露頂」の読み・字形・画数・意味

【露頂】ろちよう

帽をつけず、頭頂をあらわす。

字通「露」の項目を見る

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