鬢た(読み)びんた

精選版 日本国語大辞典 「鬢た」の意味・読み・例文・類語

びん‐た【鬢た】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (びん)のあたり。また、首、あたま。
    1. [初出の実例]「『頭(ピンタ)打ち斬るぞ』『はああ、真平御免なせえ。びんた打ちきられてたまるものか』」(出典歌舞伎蔦紅葉宇都谷峠(文彌殺し)(1856)三幕)
  3. ほおを平手で打つこと。横づらを平手でなぐること。
    1. [初出の実例]「人はよくビンタビンタと畏ろしく噪ぐが、それを頂戴するもせざるも、自分の勉むると努めざるとに因るのだ」(出典:軍人文集(1910)〈金子空軒編〉書簡文)

鬢たの語誌

の意は、大正から昭和初期にかけて多数の新語辞典に見られ、軍隊用語からの浸透と考えられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む