書簡文(読み)ショカンブン

デジタル大辞泉 「書簡文」の意味・読み・例文・類語

しょかん‐ぶん【書簡文】

手紙に用いられる文章時候のあいさつや敬語表現などに特色がある。古くは、変体漢文、中世以降は候文そうろうぶんが用いられた。

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精選版 日本国語大辞典 「書簡文」の意味・読み・例文・類語

しょかん‐ぶん【書簡文・書翰文】

  1. 〘 名詞 〙 書簡文体様式によって書かれる文章。また、書簡で用いられる尊敬謙譲などを表わすための特殊な表現・用語をさすこともある。手紙文
    1. [初出の実例]「上古の人の往復せる書簡文は、其体今知るべからず」(出典:古事類苑(1879‐1907)文学部六)

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世界大百科事典(旧版)内の書簡文の言及

【文章】より

…しかし一般に文章というときは,書きことばで文の長く連続した散文形式のものをさす。これらの文章は,その執筆目的から,特定の相手と交信するための文(書簡文),事実を記録し報道するための文(記事文),知識を秩序だてて保存し解説するための文(解説文),読み手に味わわせ考えさせ行動させるための文(文芸作品や論説文)等に分けられようが,その主題の展開法,段落構造については,書簡文に起筆・問候・本文・結尾・署名・宛名・追伸と列序する書式があるほか,漢詩で起・承・転・結,仏経で序分・正宗分・流通分,また西洋修辞学(レトリック)で序論・説話・証明・結論,また冒頭・本文・結尾などの区分が一般に説かれる。知的な内容の文章にあっては特に,理解を容易にするために,展開の標準形式が定まっていることは必要である。…

※「書簡文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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