…大別すると,髪につやと潤いを与えるものと,整髪を主たる目的にしたものとがある。日本の伝統的化粧品のなかでは,前者には水油,後者には伽羅之油(きやらのあぶら)とよばれていた鬢付油(びんつけあぶら)があった。現代では狭義にはヘアオイル,香油であるが,広義にはヘアクリーム,ポマード,チック,ヘアリキッドなどもいう。…
…注目すべきは江戸時代に入り,化粧料の発達に大きく寄与したことである。庶民の間では〈伽羅(きやら)之油〉や〈花の露〉のような鬢付(びんつけ)油が,香水のなかった時代の芳香化粧品として愛用されていた。時代が下るにしたがって芳香化粧品のなかに新製品が生まれるが,商品名はそのまま受け継いでいるものがあった。…
※「鬢付け油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...