魂結び(読み)タマムスビ

デジタル大辞泉 「魂結び」の意味・読み・例文・類語

たま‐むすび【魂結び】

魂がからだから浮かれ出るのを結びとどめるまじない。また、「袋草紙」によると、人魂に出会ったときは、「魂は見つ主は誰とも知らねども結びとどめよ下がひのつま」という歌を三度唱え、男は左、女は右のつまを結び、3日後にこれを解く風習があったという。
「思ひあまり出でにし魂のあるならむ夜ふかく見えば―せよ」〈伊勢・一一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android