デジタル大辞泉 「三度」の意味・読み・例文・類語 さん‐ど【三度】 [名]1 3回。みたび。「三度の飯」2 「三度飛脚」の略。3 「三度笠」の略。[接尾]名詞に付いて意味を強める。「途中―で出逢うても」〈伎・太鼓音智勇三略〉 み‐たび【三度】 1 3回。さんど。「三度試みる」2 何度も。たびたび。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「三度」の意味・読み・例文・類語 さん‐ど【三度】 [ 1 ] 〘 名詞 〙① 三回。みたび。[初出の実例]「御賀茂詣の日は、社頭にて三度の御かはらけさだまりて参らするわざなるを」(出典:大鏡(12C前)四)② 西洋音階で、ある音を一番目とし、それから三番目の音との間の音程。半音を含むか否かにより短三度、長三度、さらに協和、不協和により純正三度、平均律三度の別がある。③ 「さんどびきゃく(三度飛脚)」の略。[初出の実例]「いそいだり相場を羽にとぶ三度」(出典:雑俳・ちゑぶくろ(1709))④ 「さんどがさ(三度笠)」の略。[初出の実例]「さんど着た年増がおんど上手なり」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和三(1766)仁五)⑤ 「さんどいり(三度入)」の略。[ 2 ] 〘 接尾語 〙 名詞に付けて意味を強める。[初出の実例]「途中さんどで出逢うても、手出しをしては相成らぬと」(出典:歌舞伎・太鼓音智勇三略(酒井の太鼓)(1873)序幕) み‐たび【三度】 〘 名詞 〙 三回。さんど。[初出の実例]「こころあらばみたびてふたびなくこゑをいとどわびたる人にきかすな」(出典:躬恒集(924頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例