魚うどん(読み)ぎょうどん

知恵蔵mini 「魚うどん」の解説

魚うどん

宮崎県日南市の郷土料理。魚(主としてトビウオ)のすり身片栗粉などを混ぜ、うどん状にしたもので、食糧難だった1940年代に作られたとされる。戦後しばらくまで食されており、その後すたれたが、80年に日南漁協婦人部がテレビの取材を受けた際に再現したことを期に脚光を浴びた。一般のうどんに比べ、たんぱく質が豊富で炭水化物が少なく、魚の栄養分も摂れることから健康ブームに乗り、2000年代に入るとテレビなどでも多数取り上げられるようになった。15年9月現在、日南市漁業協同組合などが冷凍魚うどんを販売しており、飲食店でも販売するようになっている。

(2015-9-17)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「魚うどん」の解説

魚(ぎょ)うどん

宮崎県、日南地方の郷土料理。魚のすり身を卵と片栗粉でつなぎ、麺状にしたもの。戦中の食糧難の時代に考案された代用食

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