鮑石亭址(読み)ぼうせきていあと

世界の観光地名がわかる事典 「鮑石亭址」の解説

ぼうせきていあと【鮑石亭址】

韓国南部のキョンサンプクト(慶尚北道キョンジュ(慶州)市にある、新羅時代の離宮跡。市街の南にあるナムサン(南山)の麓にある。現在は、アワビ(鮑)の形をした石の溝の遺構だけが残された、木々が茂る静かな公園になっている。ここでは新羅時代、歴代の王が宴を開いた場所で、この鮑石の溝に水を流し、流觴曲水(盃を浮かべて漢詩を詠む遊び)を行ったといわれている。◇「ポソクジョンジ」とも読む。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android