鮑結び(読み)アワビムスビ

デジタル大辞泉 「鮑結び」の意味・読み・例文・類語

あわび‐むすび〔あはび‐〕【×鮑結び】

ひもの飾り結びの一。中央一つ左右に二つ輪を並べたもの。祝儀用の水引衣服の飾りに用いる。淡路結び。→水引1
女性の髪の結い方の一。1の形に似せたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

とっさの日本語便利帳 「鮑結び」の解説

鮑結び

紐や祝儀袋に用いられている水引(みずひき)などの結び方の一つで、別名淡路(あわじ)結び」。中央と左右の三方に輪を作る、もともとは女房の用いた桧扇(ひおうぎ。桧の薄板を重ねた扇)の飾り糸の結び方であり、昔の女性の髪結いの形でもあった。水引で結ぶ鮑結びは、その形が植物二葉葵の葉に似ているところから「葵(あおい)結び」とも呼ばれる。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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