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水引 みずひき

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水引
みずひき

(1) egg-dimple 蚕卵の中央部にできる浅いくぼみのこと。蚕卵は産下されてからしばらくは表面がややふくれているが,2~3日経過すると中央部に浅い水引ができる。卵内の貯蔵栄養分の消耗と水分の発散によってますます深くなり,胚子が反転する頃が最も著しいが,催青期前には再びふくらみ,水引は消える。

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水引
みずひき

進物の包装を結ぶ飾り用の紙糸。細い数条のこよりを水糊を引いて乾燥させて固め,中央から色分けして染める。一般に祝事の金封や進物品用には陽の数として奇数本で,紅白,金銀,金赤に色分けしたものを用い,凶事には陰の数として偶数本で,白黒,藍白に色分けしたものや白のものを用いる。

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デジタル大辞泉の解説

みず‐ひき〔みづ‐〕【水引】

細いこよりにのりをひいて乾かし固めたもの。進物用の包み紙などを結ぶのに用いる。ふつう数本を合わせて、中央から色を染め分ける。吉事の場合は紅と白、金と銀、金と赤など、凶事の場合は黒と白、藍と白などとする。
[補説]結び目の形は目的によって使い分けられる。端を引くとほどけて結び直せる蝶結びは、出産・長寿など何度繰り返してもよい祝い事に、端を引いてもほどけない結び切りは、結婚・病気見舞い・弔事などの一度きりを願うものに用いる。鮑(あわび)結び淡路結び)は結び切りに準ずる。
神前・仏前・御輿(みこし)などの上部に横に張った金襴などの幕。
水引幕」の略。
鎧(よろい)の化粧板の下の紅白2色の綾の飾り。
タデ科の多年草。山野に生え、高さ50~80センチ。多少枝分かれし、葉は広楕円形で互生し、葉面に黒い斑紋がある。8~10月、細長い穂を伸ばして赤い小花をまばらにつけ、実は卵形で褐色。みずひきぐさ。 花=秋》「―の花が暮るれば灯す庵(いほ)/鬼城
貯水池などからの水の分配を支配する責任者。
「―というのは、田に水を入れたり、堰き止めたりする役目をいうので」〈島木健作生活の探求
などを水にひたして皮をはぐこと。転じて、麻の繊維。
「―の泡緒の糸の一筋に分けずよ君を思ふ心は」〈堀河百首

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百科事典マイペディアの解説

水引【みずひき】

紙縒(こより)に糊水をひいて干し固めたもの。古くは元結(もとゆい)にも用いたが,多くは進物の包みにかけて結ぶのに用いる。半分ずつ染め分けることが多く,通常は紅白,金銀,金紅,凶事には黒白,藍白,または白一色。
→関連項目元結紙

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世界大百科事典 第2版の解説

みずひき【水引】

進物用の包紙などを結ぶさいに用いる紙製の糸。和紙を縒(よ)って長いこよりをつくり,これに米のりを引いて乾かし,普通は5本並べて中央の部分をはりつけてつくる。水引の名は〈水のりを引くこと〉に由来するという。進物に白紙をかけ,水引で結んでのしをつける礼法は,室町時代に盛んになり,江戸時代に形をととのえたが,中の物品の種類や目的(吉凶)によって水引の色の配置や結び方を変えるようになった(図)。色はもとは白一色であったが,しだいに左右半分ずつに分けて,金銀,紅白,黒白などに染め分けた。

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大辞林 第三版の解説

みずひき【水引】

こよりに米糊のりを引いて干し固めたもの。 「 -細工」
を三本または五本並べて固めたもの。贈り物の飾りひもとする。慶事・弔事など用途に応じて、用いる色や結び方に決まりがある。
(麻を水に浸して皮をはぐことから)麻の繊維。麻糸。 「 -の白糸はへて織るはたは/大鏡 昔物語
神前・仏前・御輿みこしの上部などに横に張る、幅の狭い幕。
よろいの化粧板の下に、紅白二色の綾あやで打った飾り。
タデ科の多年草。山野に生える。高さ約70センチメートル。分枝して広卵形の葉を互生。夏から秋、葉腋ようえきや枝頂から細長い花序が出て、赤または白の小花をまばらにつける。 〔「水引の花」は [季]秋〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

水引
みずひき

贈答品を結ぶ飾り紐(ひも)。良質の和紙を縦に細長く切って紙縒(こより)をつくり、米のとぎ汁や糊(のり)を薄めた液に浸(つ)け、手巾(しゅきん)で引き絞って日に干して固める。これを紅、白、金、銀など用途に応じて種々の色に染める。米のとぎ汁を引くことから水引という。同様の製法は髪の髻(もとどり)を結い束ねる元結(もとゆい)にも用いられている。贈答用の進物は、室町時代ごろから紙で包むようになり、これを帯紙で留めるものであった。近世になって水引の技術が開発され、細い水引糸を数本まとめて紐として使うようになった。吉事には奇数、凶事には偶数を用いたりする。結び方は、本来は結び切りであったが、近年は縁起をかついで、婚礼および凶事には「ふたたびないように」と結び切りにし、吉事には返し結びや「あわび結び」にしたりする。色は吉事用には、関東では紅白または金銀の染め分け、関西では紅白または金紅のものを用い、凶事にはともに黒と白、藍(あい)と白または全部白のものを用いる。近年は自分で水引を結ぶことはほとんどなく、商品化したものを使うのが一般で、形式化・装飾化の一途をたどる。熨斗(のし)紙や熨斗袋も簡略なものは、熨斗も水引も印刷したものが多い。[井之口章次]

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