鮟鱇の吊切(読み)あんこうのつるしぎり

精選版 日本国語大辞典 「鮟鱇の吊切」の意味・読み・例文・類語

あんこう【鮟鱇】 の 吊切(つるしぎり・つりぎり)

アンコウ料理法の一種。アンコウを縄でつるし、口から水を入れ、腹をふくらませたのち、皮をはぎ、肉をそぎ、肝、はらわたを取り、骨を切る。肉・皮が骨についたり、肝が破れたりしないようにしたもの。《季・冬》
歌舞伎・傾城若紫(1705頃)下「鮟鱇(アンカウ)のつるし切り〈略〉蛸のひっぱり切りといふ物に、片端から料理をするが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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