鯉素(読み)りそ

普及版 字通 「鯉素」の読み・字形・画数・意味

【鯉素】りそ

手紙。〔古楽府、飲馬長城窟行、三首、一〕客、方より來(きた)る 我に雙鯉魚(おく)る 兒を呼んで鯉魚を烹(に)しむるに 中に尺素の書

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の鯉素の言及

【手紙】より

…手には,手習い(習字)のように,筆の跡,筆跡の意味もあり,また手みずからの意味を合わせて,手簡(しゆかん),手書(しゆしよ),あるいは真実吐露の意味,まこと,しるしをも示して,書信といい,ことさら私的内容を強調して私信ともいう。いずれも音信(おとずれ),たよりを意味し,故事より雅言として,鯉素(りそ),雁札(がんさつ)ともいう。また材料の帛(きれ)により尺素というが,尺は紙の大きさを示すことから,短い文,手紙を意味する。…

※「鯉素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」