精選版 日本国語大辞典 「鯉魚」の意味・読み・例文・類語 り‐ぎょ【鯉魚】 〘 名詞 〙① 鯉(こい)のこと。[初出の実例]「生鯉魚十一喉〈結樋五入レ之〉、未明進レ之。源宰相可二持参一也」(出典:看聞御記‐永享六年(1434)五月二七日)「波の上に、鯉魚が躍る悪蛇となって」(出典:大観本謡曲・綾鼓(室町末))[その他の文献]〔孔子家語‐本姓解〕② ( 夫の遠征している地からもたらされた鯉の腹中に、夫の手紙がはいっていたという「文選」に収める「古楽府‐飲馬長城窟行」の「客従二遠方一来、遺二我双鯉魚一、呼レ児烹二鯉魚一、中有二尺素書一」から。一説に、中国で昔は、白絹の手紙を鯉の形に結んだものともいう ) 手紙の異称。〔大増補改訂や、此は便利だ(1936)〕 〔孟浩然‐送王大校書詩〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例