精選版 日本国語大辞典 「尺素」の意味・読み・例文・類語
せき‐そ【尺素】
※詩序集(1133頃)雁音催旅情詩序〈菅原脩言〉「蘇子卿之懐レ郷也、遙繋二尺(セキ)素於秋雲之外一」
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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…牘は幅の広い木簡。中国で,古く書翰は,1尺の長さの木牘,きぬ(帛),紙などに書かれたので,尺牘,尺素,尺楮(せきちよ)などの名があるという。書翰が文学ジャンルの一つとして位置を占めたことは,たとえば《文選》に〈書〉という部類が立てられ,そこに司馬遷〈任少卿(じんしようけい)に報ずる書〉や嵆康〈絶交書〉などの作品が収められていることからも知られよう。…
…用件を紙に書いて相手に伝える文書。
【日本】
書状,書札,消息(しようそく∥しようそこ),尺素(せきそ),尺牘(せきとく)などともいう。ほかに手元において雑用に使う紙の意義もあるが,現在では用いられない。…
※「尺素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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