鱗々(読み)りんりん

精選版 日本国語大辞典 「鱗々」の意味・読み・例文・類語

りん‐りん【鱗鱗・隣隣】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 波や雲などが魚のうろこのように相連なるさま。また、鱗のように鮮やかで美しいさま。
    1. [初出の実例]「鱗鱗満艙載、堆畳幾百苞」(出典:山陽遺稿(1841)詩集・六・従竹原、航赴広洲、附載輸税船、逼促殊甚、終夜不能寐、賦此遣悶、得十六韻)
    2. 「海の面鱗々(リンリン)と皺立ちぬ」(出典:自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉写生帖)
    3. [その他の文献]〔楚辞‐九歌・河泊〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例