鳴島(読み)なきしま

日本歴史地名大系 「鳴島」の解説

鳴島
なきしま

歌枕。「万葉集」巻一二の「羇旅に思を発す」に収める作者不明歌に「室の浦の湍門の崎なる鳴島の磯越す波に濡れにけるかも」と詠じられる。現相生湾口のかなヶ崎の南にあったきみ島にあたるか。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android