鳴島(読み)なきしま

日本歴史地名大系 「鳴島」の解説

鳴島
なきしま

歌枕。「万葉集」巻一二の「羇旅に思を発す」に収める作者不明歌に「室の浦の湍門の崎なる鳴島の磯越す波に濡れにけるかも」と詠じられる。現相生湾口のかなヶ崎の南にあったきみ島にあたるか。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android