精選版 日本国語大辞典 「鳶に油揚を攫われる」の意味・読み・例文・類語 とび【鳶】 に 油揚(あぶらあげ)を攫(さら)われる 思いがけず横あいからたいせつなものを奪われる。当然自分のものになると思っていた物を、不意に横取りされて呆然とするさまにいう。鳶に掛けらる。[初出の実例]「梅幸退座の後は闇夜に燈を失ひ鳶(トビ)に油上げをさらわれし贔負の思ひ」(出典:滑稽本・俄じゃ俄じゃ(1780)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例