鴛泊(読み)おしどまり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鴛泊」の意味・わかりやすい解説

鴛泊
おしどまり

北海道北部,利尻島にある港湾集落。稚内-鴛泊間のフェリーが発着する島の表玄関利尻富士町の中心集落で,町役場がおかれ,島の主峰利尻山 (1721m) の登山口。札幌医科大学の附属臨海研究施設も設置されている。

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世界大百科事典(旧版)内の鴛泊の言及

【利尻島】より

…宗谷支庁に属し,島のほぼ東半分の東利尻町,西半分の利尻町からなる。東利尻町にはいずれも港をもつ鴛泊(おしとまり),鬼脇,利尻町には沓形(くつがた),仙法志(せんほうし)の集落があり,その他の小集落が海食崖の上に散在している。すでに幕末のころにはニシンを追い求める漁民が島に渡り,沓形を中心に漁業を営んでいたが,その後明治に入ってからは漁場開発により仙法志でも定住漁業が行われ,やがて沿岸部全域に漁民が定住するようになった。…

【利尻富士[町]】より

…利尻島の北部と東部を占め,中央に利尻山(1719m)がそびえる。海岸に集落が散在し,中心は北部の鴛泊(おしどまり)。気温は沿岸一帯を流れる対馬海流の影響により他の道内北部地域より温暖である。…

※「鴛泊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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