利尻島(読み)りしりとう

日本大百科全書(ニッポニカ)「利尻島」の解説

利尻島
りしりとう

北海道北部、日本海に浮かぶ島。利尻水道を隔てて北海道本島の西約20キロメートルに位置し、北西約10キロメートルの礼文水道(れぶんすいどう)を隔てて礼文島と相対する。全島が成層火山利尻山(1721メートル)からなり、南北19キロメートル、東西14キロメートルのほぼ円形の島。周囲約65キロメートル、面積182.18平方キロメートル。島名はアイヌ語のリシリ(高い島)に由来する。東半部は宗谷(そうや)総合振興局管内の利尻富士町、西半部は利尻町に属す。利尻山は利尻富士ともよばれる美しい円錐(えんすい)火山であるが、山頂部は著しく開析を受けている。山麓(さんろく)にいくつかの寄生火山があり、火山性扇状地を伴っている。集落はすべて海岸部に立地し、コンブ干し場が広がっている。集落を結んで島内を一周するバス道路が通じる。沓形(くつがた)岬、オタドマリ沼、姫沼などの景勝地があり、利尻礼文サロベツ国立公園に指定されている。人口5501(2009)。

[岡本次郎]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「利尻島」の解説

利尻島
りしりとう

北海道北西方,日本海に浮ぶ島。周囲約 50kmのほぼ円形の火山島で,中央部に円錐 (コニーデ) 形の利尻山 (1721m) がある。行政上は利尻町利尻富士町の2町から成り,沿岸に鴛泊 (おしどまり) ,沓形 (くつがた) ,仙法志 (せんほうし) ,鬼脇などの集落が発達。かつてはニシン漁の基地として繁栄した。現在はコンブの採取や,イカナゴカレイ,ホッケ,ウニなどの沿岸漁業が行われる。利尻礼文サロベツ国立公園に属し,利尻山や姫沼の景観,高山植物,海食崖の海岸美など観光資源は多彩である。稚内からフェリーが通い,利尻空港への空路もある。海岸線を一周する主要道路が通る。面積 182.11km2。人口 6953 (2000) 。

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百科事典マイペディア「利尻島」の解説

利尻島【りしりとう】

北海道北端の日本海上にある島。面積182.09km2,近世には〈りいしり〉などとみえ,ニシン・干しアワビ・コンブなどを産していた。利尻町と利尻富士町に分かれる。島全体が中央にそびえる利尻山の山体をなす。礼文(れぶん)島とともに利尻礼文サロベツ国立公園に属する。稚内(わっかない)市から定期船,航空便がある。

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精選版 日本国語大辞典「利尻島」の解説

りしり‐とう ‥タウ【利尻島】

(「りしり」はアイヌ語「リシル=高峰の島」の音訳) 北海道北部、日本海にある島。利尻山(一七二一メートル)という円錐火山からなり、北西約一〇キロメートルの礼文(れぶん)島と対する。かつてはニシン漁業で知られ、現在はコンブの名産地。利尻礼文サロベツ国立公園に含まれる。

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デジタル大辞泉「利尻島」の解説

りしり‐とう〔‐タウ〕【利尻島】

《「りしり」は高い山ののアイヌ語から》北海道北端部、日本海にある火山島。中央に利尻山、その山麓に水場の甘露泉水かんろせんすいがある。コンブが特産。面積約183平方キロメートル。

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世界大百科事典 第2版「利尻島」の解説

りしりとう【利尻島】

北海道北部,日本海上に浮かぶ島。利尻水道を隔てて本島北西方の海上約20kmに位置する。利尻山主体とし,南北径約18km,東西径約14kmの長円形の火山島である。面積は183km2で,日本海上の島としては佐渡島隠岐島に次ぐ。宗谷支庁に属し,島のほぼ東半分の東利尻町,西半分の利尻町からなる。東利尻町にはいずれもをもつ鴛泊(おしとまり),鬼脇,利尻町には沓形(くつがた),仙法志(せんほうし)の集落があり,その他の小集落が海食崖の上に散在している。

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