日本歴史地名大系 「利尻富士町」の解説 利尻富士町りしりふじちよう 北海道:宗谷支庁利尻富士町面積:一〇五・六六平方キロ平成二年(一九九〇)九月、東利尻(ひがしりしり)町が開村一一〇年を記念して改称し成立。利尻郡に属する。利尻島の東部から北部を占め、同島総面積(一八二・一五平方キロ)の五八・〇一パーセントを占める。稚内市の西約五〇キロにあたる。利尻島の東端は鬼脇(おにわき)字二石(ふたついし)で東経一四一度二〇分三秒、北端は鴛泊(おしどまり)字富士岬(ふじみさき)で北緯四五度一五分二七秒。町域の約一一・〇九パーセントが山林、〇・六七パーセントが宅地(平成一三年度「宗谷の統計」)。ポンモシリ島がある北部の富士野(ふじの)園地や姫(ひめ)沼、鴛泊登山道一帯、南部のオタドマリ沼などが利尻礼文(りしりれぶん)サロベツ国立公園に含まれている。北部に鴛泊港や利尻空港がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「利尻富士町」の意味・わかりやすい解説 利尻富士〔町〕りしりふじ 北海道北西部,日本海に浮ぶ利尻島東部を占める町。 1959年町制。 90年,東利尻町から現町名に改称。中心集落は鴛泊 (おしどまり) と南部の鬼脇。海食崖の発達する海岸線に沿って漁業集落が点在し,カレイ,ホッケ,タコなどの沿岸漁業やコンブ漁が中心。利尻礼文サロベツ国立公園に指定されている。稚内より鴛泊へフェリーが通じ,利尻空港への空路もある。面積 105.62km2。人口 2458(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報