精選版 日本国語大辞典 「鴫の羽返し」の意味・読み・例文・類語 しぎ【鴫】 の 羽返(はがえ)し ( シギが翼を裏返すさまに似ているところからいう )① 相撲のわざの一つ。両手を差し、相手の首を自分の胸につけ、その差した手でしめつけるもの。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「内がけ・外がけ・大わたし、鴫の羽がへし・小鷹の羽折り」(出典:浄瑠璃・井筒業平河内通(1720)五)② 舞の手の名。①をとり入れたもの。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「しをり、三つかしら、かもの入くび、しぎのはがへしを、さっとさいて立まはる所に」(出典:浄瑠璃・安宅高館(1655‐58頃)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例