小鷹(読み)コタカ

精選版 日本国語大辞典 「小鷹」の意味・読み・例文・類語

こ‐たか【小鷹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 比較的小形のタカの総称。ハヤブサ、ハイタカ、ツミ、サシバなど。また、鷹狩りに用いるタカ類のうちハイタカなど小形のものをいう。これに対してクマタカなど大形のものを大鷹と通称する。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「興あるをかしからむ野辺に、こたか入れて見ばや」(出典:宇津保物語(970‐999頃)吹上下)
  3. こたかがり(小鷹狩)」の略。
    1. [初出の実例]「こたかの人もあれば、鷹ども、外(と)にたちいでてあそぶ」(出典蜻蛉日記(974頃)下)
  4. こたか(小鷹)の法
    1. [初出の実例]「我が身には小鷹の印をむすんで、椽より下へ飛んでおり」(出典:浄瑠璃・十二段草子(1610‐15頃か)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む