両手(読み)リョウテ

精選版 日本国語大辞典 「両手」の意味・読み・例文・類語

りょう‐てリャウ‥【両手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 両方の手。左右の手。もろて。りょうしゅ。⇔片手
    1. [初出の実例]「両手(リャウテ)のない仏一躰・さかな鉢ひとつ持てきて」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)三)
  3. ( その指の数から ) 数の一〇をやや婉曲にあらわす。
    1. [初出の実例]「小間物屋へ持て行ても両手(リャウテ)位ゐは言句云はずの櫛をば只取られるし」(出典:合巻・蛙歌春土手節(1826))

りょう‐しゅリャウ‥【両手】

  1. 〘 名詞 〙 両方の手。りょうて。
    1. [初出の実例]「十指といふは、左右の両手の指のつめなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)洗浄)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「両手」の読み・字形・画数・意味

【両手】りようしゆ

左右の手。

字通「両」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android