黄冊(読み)コウサツ

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精選版 日本国語大辞典 「黄冊」の意味・読み・例文・類語

こう‐さつクヮウ‥【黄冊】

  1. 〘 名詞 〙 中国、明代の戸籍台帳。里甲制による賦役の割り当て、および租税徴収の基としたもの。生まれてから四歳になるまでの幼児を黄というところから。賦役黄冊。〔布令字弁(1868‐72)〕〔疑耀‐巻二・黄冊〕

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改訂新版 世界大百科事典 「黄冊」の意味・わかりやすい解説

黄冊 (こうさつ)
Huáng cè

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普及版 字通 「黄冊」の読み・字形・画数・意味

【黄冊】こうさつ

人口簿。

字通「黄」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の黄冊の言及

【賦役黄冊】より

…中国,明代の戸籍簿,同時に租税台帳を兼ねた。単に黄冊ということも多い。1370年(洪武3)明朝は元末の戦乱によって乱れた戸籍を整理するため,農民に戸帖を配布し,それに郷里,人丁数,姓名,年齢などを記入させ戸籍の作成に着手した。…

※「黄冊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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