黒木 博(読み)クロキ ヒロシ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「黒木 博」の解説

黒木 博
クロキ ヒロシ


肩書
元・宮崎県知事

生年月日
明治40年2月10日

出身地
宮崎県西都市

学歴
宇都宮高農農政経済科〔昭和2年〕卒

経歴
宮崎県庁に入り、民生労働部長、総務部長兼企業局長を経て、昭和30年副知事に就任。34年の知事選で当選を果たし、以来6期にわたって県政を担当。この間、沿道修景美化条例を日本で最初に制定、道路沿いに花木植栽を進めた。しかし、県の土木工事にからむ汚職事件が明るみに出て、54年受託収賄の容疑で逮捕され、辞任。58年宮崎地裁において懲役3年の実刑判決が出たが、63年福岡高裁宮崎支部で逆転無罪が確定した。

受賞
マグサイサイ賞〔昭和49年〕 アギラアステカ勲章(メキシコ)〔昭和50年〕 勲一等瑞宝章〔平成3年〕

没年月日
平成13年12月24日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

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