黒鉛型構造(読み)コクエンガタコウゾウ

化学辞典 第2版 「黒鉛型構造」の解説

黒鉛型構造
コクエンガタコウゾウ
graphite structure

炭素の多系のうちの一つで,単位格子中に4原子が含まれる.格子軸を座標系にとり,格子の長さを単位として表した原子座標は(0,0,1/4),(0,0,3/4),(1/3,2/3,1/4),(2/3,1/3,1/4)であり,同一のz座標をもつ原子はベンゼン環類似の六員環からなる網平面をつくる.面内の結合は sp2 共役二重結合であり,面間の結合は主としてファンデルワールス力による.網平面はABABのように積層する.そのため,黒鉛は薄い層にはがれやすい.黒鉛には局所的に網平面の積み重なり方の違うものや,積み重なりに不整のあるものが存在する.窒化ホウ素BNの多系のうちの一つは黒鉛と似た層状構造をもつ.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

乞巧奠〈公事十二ケ月絵巻〉〘 名詞 〙 陰暦七月七日の行事。乞巧は技工、芸能の上達を願う祭。もと中国の行事であるが、日本でも奈良時代以来、宮中の節会(せちえ)としてとり入れられ、在来の棚機津女(たなば...

乞巧奠の用語解説を読む