鼈突(読み)すっぽんつき

精選版 日本国語大辞典 「鼈突」の意味・読み・例文・類語

すっぽん‐つき【鼈突】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 竹やり、もりなどでスッポンを突き刺して捕えること。また、それを業とする者。
    1. [初出の実例]「すっぽん突(ツキ)の竹蔵は浅香の沼へと這回る」(出典:浄瑠璃・義経新高館(1719)二)
  3. スッポンを突き刺して捕える道具
    1. [初出の実例]「妾が兄すっぽんつきを持たせてく」(出典:雑俳・柳多留‐二二(1788))
  4. やりなどでひとつきに突き貫くこと。
    1. [初出の実例]「此竹槍で泥亀突(スッポンツキ)」(出典:浄瑠璃・三日太平記(1767)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android