精選版 日本国語大辞典 「鼠不捕」の意味・読み・例文・類語
ねずみ‐とらず【鼠不捕】
- 〘 名詞 〙
- ① 鼠をとらない猫。常に飽食している猫。
- [初出の実例]「三毛の唐猫も猟せぬは鼠とらずといふ」(出典:浄瑠璃・聖徳太子絵伝記(1717)三)
- ② 転じて、役に立たない者、働きもないのに一日中かけあるく者をあざけっていう語。
- [初出の実例]「鼠取らずが地女をせせるなり」(出典:雑俳・柳筥(1783‐86)二)
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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